天然と養殖の違い
とらふぐの天然と養殖は尾びれで区別することができます。ストレスに弱い魚なので、養殖いけすの中で噛み合ってしまいます。この時、養殖とらふぐの尾びれは傷つきギザギザになってしまうのです。ちなみに、写真は養殖とらふぐの尾びれです。
環境とエサの違い
環境とエサの違いが、天然と養殖の味の違いを生みます。海で自由に泳ぐ天然ふぐは身が引きしまっており、天然ふぐの中でも、東シナ海や玄界灘等の「外海もの」は速い潮の中を泳ぐのでさらに身がしまっており、瀬戸内海や豊後水道等の「内海もの」は良いエサを食べているので肉にうまみがあると言われています。
天然の証
山のように積まれた針は天然の証です。ふぐはデリケートな魚なので、網でとると暴れたり、他の魚と噛み合ったりして弱ってしまいます。そこで、長い縄に沢山つけた針で一尾ずつ釣り上げる延縄という方法で漁を行います。この針が、身欠きをする時に出てくるのです。